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ENFPの向いている職業とは?相性の良い業界・職場環境まで|よりそい転職

自由な発想力と人を惹きつけるコミュニケーション力で周囲を明るく照らす ENFP。

そんな “広報運動家タイプ” が本来のポテンシャルを発揮するには、仕事選びと職場環境がカギになります。

本記事では ENFP の性格特徴から長所・短所、向いている業界や職種、転職時のチェックポイントまでを網羅的に解説。

淵之上 航平
自分らしく働きながら成長を続けたい ENFP のための完全ガイドです!
目次

ENFP(広報運動家型)とはどんな性格?

ENFP(広報運動家型)は、人の心を惹きつける独特のクリエイティブセンスと、人間関係をスムーズに築く卓越した会話力を併せ持つ性格タイプです。

常に新鮮なアイデアを次々と生み出し、その熱意で周囲を動かすエネルギーが何よりの武器となります。

以下では、広報運動家型の核となる性格特性を整理し、それらを活かしてフィットする職場を見つけるコツをご紹介します。

ENFP(広報運動家型)の性格の特徴・あるある

広報運動家型の人がよく見せる、おなじみの性格パターンをピックアップしました。

  • 未知の世界にワクワクする探究心が強い
  • どんな状況でも希望を忘れないポジティブマインド
  • 相手の気持ちを敏感にキャッチする共感力
  • 自分にも他者にも誠実に向き合う倫理観の高さ
  • 心の内を自由に表現したい創作欲が旺盛
  • さまざまな価値観を受け入れ、柔軟に適応する寛容さ
  • 複雑な情報を瞬時に理解する洞察力
  • 多角的な視点で物事を捉えるバランス感覚
  • 日常の中に美しさを見つけるセンスの良さ

E・N・F・P それぞれの意味

ENFPの意味

ENFP(広報運動家型)は、以下の4つの要素が重なり合って独自のキャラクターを生み出します。

  • E(外向性): 他者との交流からエネルギーを得て、自分の世界を広げる力
  • N(直感): 目先の事象よりも、先にある可能性や大局を感じ取る鋭敏さ
  • F(感情): 自身や他人の気持ちを重視し、思いやりをもって判断する傾向
  • P(柔軟性): 決まりきったプランよりも、その場の状況に合わせて自由に動く適応力

好奇心旺盛で柔軟性がある

ENFPは常に新しい体験を求め、変化に対しても臆せず挑戦できる適応力を備えています。

その好奇心が視野を広げ、多様な場面で柔軟に振る舞える理由となっています。

創造性があり共感性が高い

ENFPは独自の発想で物事を捉え、新しいアイデアを次々と生み出すクリエイティブさを持ち合わせています。

また、人の気持ちを敏感に察知し、真摯に共感できる柔らかな心も大きな強みです。

コミュニケーション能力が高い

ENFPは社交的な性格を活かし、会話を通して深い信頼関係を築くのが得意です。聞き手に回りながらも、自身のアイデアを的確に伝えるバランス感覚が魅力となります。

ENFP-AとENFP-Tの違いとは?

ここでは、ENFPの2つのタイプである「Aタイプ(アサーティブ)」と「Tタイプ(ターボメント)」について、それぞれの性格傾向、主な特徴、感情表現やストレス耐性の違い、そしてタイプ別の適職傾向を順に解説します。

ENFP-AとENFP-Tの性格傾向

ENFPは大別して、物事に積極的に取り組む「Aタイプ(アサーティブ)」と、慎重に考えて行動する「Tタイプ(ターボメント)」の2つに分かれます。それぞれの行動スタイルには微妙な違いがあり、日常や職場での振る舞いに特徴が表れます。

A型:自己主張型/T型:慎重型の特徴

A型T型違い

  • 自己主張型(A型)
    ・瞬時に判断を下し、躊躇なく行動に移せる
    ・チャレンジ精神旺盛で、失敗を恐れずに前進する
  • 慎重型(T型)
    ・事前にリスクを綿密に検討し、安全策を優先する
    ・感情の変化を敏感に察知し、ペースを調整しながら進める

比較:感情・ポジティブさ・ストレス耐性

  • 感情表現:Aタイプは感情をオープンに示しやすく、周囲にもポジティブな影響を与えます。一方、Tタイプは内面でじっくり処理し、表に出す前に自分の気持ちを整理します。
  • ポジティブさ:Aタイプは困難に直面しても前向きに捉えやすく、素早く気持ちを切り替えます。Tタイプはネガティブな感情も受け止めることで、より深く学びを得る傾向があります。
  • ストレス耐性:Aタイプは挑戦をバネに成長しますが、極度のプレッシャーには弱い面も。Tタイプはリスクを事前に想定して対策を練ることで、長期的なストレスを和らげる方法を見出します。

割合とタイプ別の適職傾向

ENFP全体の内訳は、およそ40%が自己主張型のAタイプ、60%が慎重派のTタイプといわれています。
それぞれに向いている仕事の傾向は以下の通りです。

  • ENFP-Aに向く仕事:
    ・マーケティング戦略の立案やイベント企画など、迅速な意思決定とリーダーシップが活かせる分野
  • ENFP-Tに向く仕事:
    ・プロジェクト管理や研究サポート、教育・カウンセリング業務など、緻密な計画と深い洞察が求められる領域

ENFPの長所(仕事で活かせる強み)

ENFPは、そのユニークな感性と行動力でチームやプロジェクトに大きなプラスをもたらします。
本章では、仕事で特に活かせる3つの強みを見ていきましょう。

  • 好奇心&創造力:
    未知の課題に対しても果敢にアプローチし、斬新なアイデアを次々と生み出す原動力になります。
  • 共感力&社交性:
    相手の立場に立って考え、信頼関係を構築することで、チームワークや顧客対応において高い成果をあげます。
  • 柔軟な対応力:
    変化の激しい環境でも迅速に適応し、臨機応変な発想で問題解決をリードします。

ENFPの長所(仕事で活かせる強み)

ENFPはチームやプロジェクトにおいて、独自の視点と人間関係構築力を活かして大きな成果をもたらします。

以下では、特に仕事で武器となる3つの強みをそれぞれご紹介します。

好奇心・創造力・エネルギー

未知の課題にも積極的に取り組み、斬新なアイデアを次々と生み出すパワーがあります。

その旺盛な好奇心がチームに新たな可能性をもたらし、エネルギッシュに周囲を牽引します。

共感力と社交性

相手の立場や気持ちを敏感に察知し、深い信頼関係を築くのが得意です。

円滑なコミュニケーションでチームの結束を高め、調整役としても大きく貢献します。

柔軟な対応力とアイデア発想力

急な仕様変更や新たな環境にも臨機応変に対応しながら、豊富な発想力で問題解決に導きます。

多様な視点を融合させる力が、複雑な課題にも柔軟に対応する秘訣です。

ENFPの短所(課題と改善ポイント)

自由な発想と行動力が魅力のENFPですが、仕事で成果を維持するためにはいくつかの注意点があります。

本章では、代表的な3つの課題と改善アイデアを順に解説します。

集中力の持続が苦手

ENFPは好奇心に駆られて次々と興味の対象が変わりやすく、同じタスクに長時間集中するのが難しい傾向があります。

重要な作業は「ポモドーロ・テクニック」などで時間を区切り、小さな達成感を重ねることで集中力をサポートしましょう。

計画性・継続力に課題あり

大きな目標を立てても、細かな工程管理や長期的な取り組みを継続するのが苦手です。

タスクを細分化し、進捗を見える化できるツールを活用すると、着実にゴールへ近づけます。

ENFPの短所(課題と改善ポイント)

自由な発想と行動力が魅力のENFPですが、仕事で成果を維持するにはいくつかの注意点があります。

本章では、代表的な3つの課題と改善アイデアを順に解説します。

集中力が散漫になりやすい

新しいアイデアへの好奇心が強いため、一つの作業に長時間集中し続けるのが苦手です。

30分作業+5分休憩など、時間を区切るテクニックでこまめにリフレッシュしましょう。

感情の浮き沈みが激しい

熱中したときの高いエネルギーとは裏腹に、落ち込むと急激にモチベーションが下がることがあります。

気分が揺れたら深呼吸や軽いストレッチで心身をリセットすると効果的です。

長期計画の立案と継続が苦手

大まかな方針で動くスタイルのため、途中で目標を見失いがちです。

大きなゴールは小さなタスクに分割し、進捗を可視化できるタスク管理ツールを活用すると、継続しやすくなります。

ENFPに向いてる職業一覧

ENFPの柔軟性や創造力、共感力を活かせる職業をカテゴリごとにご紹介します。

各職種で重視されるポイントや向いている理由を解説していますので、職業選びの参考にしてください。

クリエイティブ職

新しい価値を生み出すアイデア力と表現力が鍵となる領域。自由な発想で作品や企画を生み出せる楽しさがあります。

デザイナー

画面や紙面のレイアウトを考え、全体の雰囲気をデザインします。ENFPの直感的なビジュアルセンスを活かし、多様な要素を組み合わせて新鮮なデザインを作り出せます。

必要なポイント:幅広い素材感への対応力、細かなニュアンスを汲むコミュニケーション

イラストレーター

オリジナルなイラストで世界観を表現。ENFPの感性豊かなタッチは、クライアントの要望に応じて変幻自在に表現を変えられるのが特徴です。

必要なポイント:自分らしいスタイルの確立、柔軟なアイデア展開

コピーライター

言葉で感情を動かすキャッチコピーやセールスメッセージを考案。ENFPの直感的な言葉選びで、読み手に強い印象を残す表現が得意です。

必要なポイント:抽象的なコンセプトを具体化する力、多彩な言い回しの引き出し

アートディレクター

ビジュアル全体の方向性を決め、チームをまとめる役割。ENFPの人間関係構築力で、メンバーの才能を引き出しながらプロジェクトを推進します。

必要なポイント:全体像を共有する伝達力、調整役としてのバランス感覚

Webデザイナー

ユーザー視点を意識したUI/UXデザインを行います。ENFPの柔軟な発想でトレンドを取り入れつつ、使いやすさを追求できるのが魅力です。

必要なポイント:変化に強い適応力、ユーザー心理への想像力

動画編集者

映像素材を組み合わせ、ストーリーを構築。ENFPのリズム感や物語性を活かし、視聴者の感情を引き込む編集が得意です。

必要なポイント:映像の流れを読むセンス、瞬間的な判断力

コミュニケーション職

対話や交渉を通じて信頼を築き、成果を生み出す分野。社交性と共感力が大いに活かせます。

営業職

顧客の課題を聞き取り、解決策を提案。ENFPの聞き上手な一面と柔軟な対応で、多様なニーズに応えられます。

必要なポイント:相手の本音を引き出す質問力、臨機応変な調整力

販売職

店舗やイベントでの接客を担当。ENFPの親しみやすさでお客様の心をつかみ、リピーターを増やせるのが魅力です。

必要なポイント:空気を読む気配り、瞬時の対応判断

PR担当者

企業やブランドのイメージ向上を狙い、企画やメディア対応を実施。ENFPの人脈構築力で、多彩なネットワークを活かしたプロモーションが可能です。

必要なポイント:情報の取捨選択力、タイミングをつかむ勘

教師

対話型授業やワークショップで、生徒の主体性を引き出します。ENFPの柔軟な雰囲気づくりで、学びを楽しい体験に変えることができます。

必要なポイント:場の空気を盛り上げる力、個々への配慮

接客業

ホテルや飲食店などでサービスを提供。ENFPのホスピタリティ精神で、お客様の要望を先読みした対応が得意です。

必要なポイント:細かな気配り、相手に合わせる柔軟性

司会者

イベントや式典をスムーズに進行。ENFPのアドリブ力と場の空気を読むセンスで、聞き手を飽きさせないトークができます。

必要なポイント:テンポ感をつかむ技術、瞬間判断力

コメディアン

観客との対話を楽しみながら笑いを生むパフォーマンス。ENFPのユーモアセンスと即興対応がライブ感を高めます。

必要なポイント:鋭い観察眼、感情の切り替え力

ビジネス系

戦略的思考と調整力で組織を動かす役割。多角的視点と共感が、ビジネスを加速させます。

企画職

新規サービスやプロジェクトの立案をリード。ENFPの好奇心を武器に、市場のニッチなニーズを発掘します。

必要なポイント:情報をつなぐ発想力、協働を促す力

プロジェクトマネージャー

部門横断のプロジェクトをまとめる司令塔。ENFPの調整力で、多様なメンバーを一つのゴールに向けて動かせます。

必要なポイント:人間関係のハンドリング、臨機応変な判断

経営コンサルタント

企業の課題を掘り下げ、解決策を提案。共感をもとにしたヒアリングと、柔軟な思考のバランスが強みです。

必要なポイント:深掘りする観察力、提案のタイミング感

マーケター

消費者トレンドを直感的に捉え、プロモーションを設計。ENFPのアイデア力が、新しい切り口を生み出します。

必要なポイント:トレンドを読む感度、アイデアから実行までの推進力

Webプロデューサー

Webサイトやアプリの企画・進行管理を担当。ENFPの多面的視座が、ユーザー目線の改善を促します。

必要なポイント:全体を俯瞰する力、多様な意見をまとめる技術

教育・医療系

人の学びや回復を支える現場で、ENFPの共感力が大きな効果を発揮します。

カウンセラー

相談者の話をじっくり聞き、気づきを引き出す支援。ENFPの安心感のある対応で、心を開いてもらいやすい環境を作れます。

必要なポイント:受け止める姿勢、問いかけを促す技術

キャリアカウンセラー

求職者の強みや価値観を共に探り、最適なキャリアプランを描きます。柔軟に選択肢を提供できるのも強みです。

必要なポイント:多様な道を示す発想力、寄り添う姿勢

理学療法士

リハビリを通じて身体機能の回復をサポート。ENFPの対話力で利用者のモチベーションを高め、継続的な治療を促進します。

必要なポイント:声かけの工夫、柔軟なアプローチ

看護師

患者のケアやサポートを行いながら、チーム医療に貢献。ENFPの気遣いで、安心感のあるケアを提供できます。

必要なポイント:観察による察知力、場面に応じた柔軟な対応

心理カウンセラー

ストレスや悩みを抱える人に寄り添い、解決への糸口を一緒に探ります。洞察力と共感力が、クライアントの自己理解を深めます。

必要なポイント:細やかな聴き取り、支援の持続性

ENFPに向いてる業界と職場環境

ENFPの強みを最大限に発揮するには、業界選びや職場文化も重要です。柔軟性や創造力を重視する環境、チームで協力できる雰囲気が整った場所を選ぶと、日々の仕事にワクワク感を持って取り組めます。

向いてる業界

まずは、ENFPの特性が最も活きる業界をピックアップしました。

  • 広告・マーケティング業界
    アイデアを次々と試せる企画・制作部門が多く、ENFPの発想力と人脈構築力を存分に活かせます。
  • 人材・教育業界
    研修やキャリア支援など、人との関わりを通じて成果が見える仕事。共感力が求められるフィールドです。
  • クリエイティブ/メディア業界
    Web、出版、映像など多彩な表現手段があり、自由な発想でコンテンツを生み出す環境が魅力です。
  • スタートアップ・ベンチャー企業
    常に変化と挑戦があるため、ENFPの柔軟性とチャレンジ精神が歓迎されます。
  • 非営利/社会貢献セクター
    ボランティア運営や社会課題解決に携わることで、ENFPらしい情熱と想いを形にできます。

向いてる職場環境

次に、ENFPがより快適かつ創造的に働ける職場の特徴をまとめました。

  • フラットな組織構造
    上下関係が緩やかで意見を言いやすい文化。アイデア提案が歓迎されると、ENFPの主体的な動きが活きます。
  • リモートやフレックス制度あり
    自由度の高い働き方で、自分のペースを維持しつつ成果を出せる環境が理想的です。
  • 多様なメンバーが集まるチーム
    異なるバックグラウンドやスキルを持つ仲間と協働することで、新しい発見が生まれやすくなります。
  • 短期間でのPDCAサイクル重視
    小さな仮説検証を繰り返しながら成長する仕組みが、好奇心旺盛なENFPに合います。
  • 創造的なオフィススペース
    コラボレーションエリアやブレインストーミングルームなど、アイデアが浮かびやすい環境設備があると最適です。

ENFPに向いていない仕事とは?

ENFPは好奇心旺盛で創造力にあふれ、人とのつながりを大切にする性格タイプです。その反面、単純な繰り返し作業や厳格なルールに縛られる環境ではモチベーションが低下しやすく、ストレスを抱え込みやすい傾向があります。本章では、ENFPが苦手と感じがちな業務スタイルや職種を具体的に解説します。

苦手な仕事の特徴

まずは、ENFPができるだけ避けたほうがよい“仕事の進め方”について見ていきましょう。以下のようなスタイルが強いと、ENFPらしい長所を十分に発揮できなくなります。

過度に決められたマニュアルや手順に縛られる

マニュアル通りに細かく手順が定められ、自由な判断が一切許されない環境は、ENFPにとって最も苦痛を感じやすい場面です。例えば製造現場の厳密な品質管理業務や金融機関の審査手続きなど、想像力を活かす余地がほとんどありません。

<改善策> 業務フローの背景をチームで共有し「なぜこの手順が必要か」を理解したうえで取り組むと、納得感が高まりストレスが軽減します。

反復的かつ単調な作業が中心

データ入力や帳簿付けなど、同じ動作を延々と繰り返す業務は、ENFPの好奇心や発想力を抑え込んでしまいます。新たな発見や充実感を得にくく、精神的な疲労が蓄積しやすいのが特徴です。

<改善策> 作業時間を細かく区切り短い休憩を挟む、あるいは自動化ツールを導入して単純作業を減らし、クリエイティブな業務に集中できる時間を確保しましょう。

一人で長時間取り組む集中作業

研究職の基礎実験やプログラミングの深掘り業務など、孤独な環境で黙々と作業する仕事は、ENFPのエネルギーを消耗しがちです。対話やチームでの議論を通じてアイデアを膨らませるスタイルが好まれるため、効率が落ちる可能性があります。

<改善策> 定期的に進捗共有ミーティングを設定し、外部の視点を取り入れて孤立感を和らげると同時にモチベーションを維持しましょう。

淵之上 航平
ENFPのエネルギーや好奇心が存分に発揮される職場で働きたいですねー!

代表的に向いていない職種例

上記の特徴が色濃く表れる職種をピックアップしました。これらの業務では、ENFPの強みである発想力や人間関係構築力が活かしにくく、長期的にはストレスがたまりやすいでしょう。

会計士・税務職

法令や会計基準に厳密に従った数字の処理が中心で、自由な発想や改善提案を行いにくい環境です。

弁護士・司法書士

法律文書の正確な作成と手続きが求められ、型破りなアイデアよりも厳格な運用が重視される分野です。

官僚・行政職

定型的な文書作成や長期にわたる合意形成プロセスが多く、迅速な決断や自由な企画立案が難しい体質があります。

工場ライン作業

決められた手順を繰り返す単純作業が中心で、創造性やコミュニケーションを活かす余地がほとんどありません。

データ入力・事務処理

正確さが最優先される単調作業が多く、アイデア発信や人と関わる機会が限られます。

基礎研究職(自然科学系)

長期的な実験や文献調査が中心で、成果が出るまで即時の達成感が得にくい点がENFPと相性が良くありません。

警備員・監視業務

長時間同じ場所での待機や見守りが中心で、人と交流する機会が少なく孤立感を覚えやすい仕事です。

ENFPの仕事選び・適職診断の方法

ENFPが自分らしく働けるフィールドを見つけるためには、単に求人を眺めるだけでなく「自分の特性」と「職場環境」を照らし合わせるプロセスが重要です。以下の3つのステップで、自分に合う仕事を効率的に見つけましょう。

自己分析のすすめ

まずは自分自身の価値観や強み、働き方の好みを整理します。以下の方法がおすすめです。

  • 過去に楽しく感じたプロジェクトや役割を書き出す
  • 「得意だと感じる瞬間」「苦手だと感じる瞬間」を具体的に振り返る
  • ライフラインチャートを作成し、モチベーションの高低を可視化する

キャリアアドバイザーに相談

第三者の視点を取り入れることで、自分だけでは気づけない適職アイデアが得られます。ENFP向けのポイントは以下の通りです。

  • あなたの「人との関わり方」や「発想スタイル」を伝える
  • 企業文化や業務フローに関する具体的な相談をする
  • 複数のアドバイザーや先輩と話し、意見を比較する

職場環境の調査とマッチング

求人票だけでなく、実際の職場をイメージすることが重要です。以下の方法でミスマッチを減らしましょう。

  • 社員インタビューや口コミサイトで社風をチェック
  • 説明会や社内見学でオフィスレイアウトやチーム構成を確認
  • 面接時に「チームの意思決定プロセス」や「自律性の度合い」を必ず質問する。
淵之上 航平
自分にあった職場環境を見つけましょう!

    ENFPと他性格タイプとの相性

    ENFPは人間関係を築くのが得意ですが、相手の性格タイプによって、コミュニケーションの取りやすさや信頼関係の深まり方は大きく変わります。ここでは、特に相性が良いタイプと、注意が必要なタイプを紹介します。

    相性が良いタイプ

    • INTJ(建築家型)
      ENFPが生み出すアイデアを、INTJが論理的に整理し、実行計画へと落とし込むことで強力な協力関係が生まれます。
      ENFPは柔軟に発想を広げ、INTJは長期的な視点で最適化を図るため、双方の長所が補完関係になります。
    • INFP(仲介者型)
      共感力と理想を重んじるINFPとは、価値観やビジョンを共有しやすい関係です。
      お互いの内面を尊重しながら対話できるため、深い信頼関係と創造的なコラボレーションが期待できます。

    相性が悪いタイプ

    • ISTJ(管理者型)
      ISTJは厳格なルールと詳細な手順を優先するため、自由に発想するENFPとは衝突が生じやすい傾向があります。
      一緒に働く際は、役割分担とスケジュールを明確にし、あらかじめ期待を一致させておくことが大切です。
    • ISTP(職人型)
      ISTPはデータと実践的な解決策を重視する一方、ENFPはアイデアと将来像を語る傾向が強いため、意思決定の基準が合わないことがあります。
      対話では、具体例や検証手順を示しながら進めると、相互理解が深まりやすくなります。

    ENFPに関するよくある質問(Q&A)

    ENFPについてよく寄せられる疑問をピックアップし、わかりやすく回答します。

    ENFPは頭がおかしい?

    ENFPは独創的なアイデアや直感を大切にするあまり「変わったことを言う」「予定を気ままに変える」などの振る舞いが見られがちです。

    しかし、それは他人と同じ価値観に縛られずに自由に発想する能力の裏返しであり、決して「頭がおかしい」わけではありません。むしろ多様な視点を提供し、周囲に新しい可能性を示してくれる存在です。

    ENFPは嫌われやすい?

    活発で社交的なENFPは初対面でもフレンドリーに接しますが、親しくなると熱量が高まりすぎて押しつけがましく感じられる場合があります。

    相手のペースを確認しながら話すことで、誤解を減らし、人との距離を心地よく保つことができます。

    まとめ:ENFPに合った仕事と職場の選び方

    ENFPは、好奇心と創造力、そして人とのつながりを原動力に成長するタイプです。仕事選びでは、まず自由にアイデアを提案できる裁量があるか、そしてチームで意見を交わしながらプロジェクトを進められる環境かを確認しましょう。広告・マーケティングや人材・教育などの「変化を歓迎する業界」は、ENFPの発想力と社交性が活かしやすく向いています。スタートアップやクリエイティブ分野も同様に、柔軟な組織風土とスピード感が ENFP のエネルギーとマッチします。

    一方で、厳格な手順とルールに縛られる職場や、単調なルーティン作業が多い職種は、ENFPの強みを活かしにくいため慎重に検討が必要です。採用面接や職場見学の機会があれば「チームでの意思決定方法」「アイデア提案の歓迎度」「フィードバックの速さ」を具体的に質問し、自分の働き方と合うかどうかを見極めてください。さらにリモートワークやフレックス制度など、ワークスタイルを調整できる仕組みがあれば、集中力の波に合わせて最適なパフォーマンスを発揮できます。

    最終的に ENFP が長く活躍できるかどうかは、「刺激」と「安心」のバランスが取れた環境かどうかにかかっています。アイデアを試しながら学び続けられる風土があり、困ったときに相談できるサポート体制も整っている――そんな職場を選ぶことで、ENFPは持ち前のエネルギーと直感を最大限に活かし、充実したキャリアを築くことができるでしょう。

    淵之上 航平
    人材紹介事業部 事業部長
    20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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