estpに向いている仕事は?性格特徴から選ぶ“安心キャリア25選”|よりそい転職

目次

estp(起業家型)とは?(基本プロフィール)

4つのアルファベット(e s t p)の意味

estpは外向型(e)、感覚型(s)、思考型(t)、知覚型(p)の4つの指標で構成される性格タイプです。eは社交的で行動的な傾向を示し、常に外部との交流を好みます。sは現実的な視点で物事を把握し、具体的な状況を重視する感覚志向を表します。tは判断を論理や客観性に基づいて行う思考志向を示し、感情よりも合理性を優先します。pは柔軟で臨機応変に対応する姿勢を示し、規則に縛られずに自由に行動することを好みます。これらの組み合わせにより、estpは変化への適応力が高く、現実的かつ行動的なリーダーシップを発揮することが得意です。

16Personalitiesの診断は、約60問の設問に対して直感的に回答する形式で、回答完了までに約12分程度かかります。結果として算出される4文字の組み合わせが、その人の基本的な行動特性や思考傾向を示します。

estp-A型とestp-T型の違い

estpは自己主張型(A型)と慎重型(T型)に分かれます。A型は自信に満ち、リスクを恐れず大胆な行動に踏み切るタイプで、自ら先頭に立って物事を推進します。一方、T型は他者への共感力がやや高く、感情面に配慮しながら慎重に意思決定を行う傾向があります。

日本におけるestpの割合は2.62%で、そのうちestp-Aが1.58%、estp-Tが1.04%です。双方合わせても比較的少数派ですが、少数ゆえにその独自性を活かせるキャリア領域を選ぶことが重要となります。estp-Aはエネルギッシュに活動できる一方で、estp-Tは集団の調和を意識した行動が得意です。

estpの仕事に直結する性格特徴

瞬時の判断力

estpは目の前で起こる情報を即座に分析し、適切な行動に移す能力に長けています。環境が目まぐるしく変化する場合でも、先を読むよりもリアルタイムで対応することを好みます。そのため、タイムリミットのあるプロジェクトや、緊急対応が必要な場面で特に強みを発揮します。

高い社交性と説得力

estpは人と関わることでエネルギーを得るタイプです。営業現場やチームワークが重視される場面では、誰とでも速やかに信頼関係を築き、相手のニーズを的確に汲み取って提案できます。相手の立場に立ちながらも、自分の考えを明確に伝える説得力があります。

estpが職場で発揮できる強み

適応力と行動力

新しい環境に飛び込むことを厭わず、自ら率先して行動を起こします。たとえば、新規プロジェクトの立ち上げや急遽発生した課題に対しても、躊躇せず現場に入り込み、解決に向けて動ける点が大きな強みです。失敗を恐れず挑戦することで、多くの経験値を積み重ねられます。

臨機応変な対応力

詳細な計画を練るよりも、状況に応じて最適化された戦術を瞬時に判断し、実行に移す能力があります。不確定要素が多い業務でも、的確に優先順位をつけて行動することでチームを成功へ導きます。

リーダーシップ

周囲を引っ張るカリスマ性があり、目標達成に向けたビジョンを共有してチームをまとめます。estpが持つエネルギーは周囲にも良い影響を与え、メンバーのモチベーションを高める効果があります。また、自分自身が行動で示すことで、信頼を獲得しやすいです。

分析的思考

状況を客観的に捉え、データや数値を根拠に意思決定を行えます。市場動向や現場の数値を読み解き、戦略を立案することで、成果を最大化するアプローチが可能です。直感だけでなく、裏付けのある情報を重視することで、より堅実な判断ができます。

楽観的な姿勢

仮に失敗しても、それを次の糧と捉え、前向きに切り替えられます。プレッシャーがかかる場面でも粘り強く取り組む姿勢を持っており、そのポジティブさが周囲に安心感を与えます。「失敗は成功のもと」というマインドで挑戦を続けられる点は、大きな強みです。

estpに向いている仕事の特徴

迅速な判断が求められる仕事

変化の早い現場で即断即決する職種は、estpの強みを最大限に活かせます。金融トレーディングや投資意思決定のように、タイミングが重要な業務では、一瞬の判断が成果に直結します。

自由度の高い環境

細かいマニュアルに縛られずに仕事を進められる職場では、自分のクリエイティブな発想を存分に発揮できます。ルールが最低限に定められており、成果評価が行動や結果に基づく環境はestpに適しています。

成果を実感しやすい仕事

売上数字やプロジェクト達成度など、明確に結果が見える仕事は、モチベーションを維持しやすいです。自身の行動がすぐにフィードバックとして返ってくることで、更なる行動力につながります。

estpに向いている仕事25選

仕事1:営業職

法人・個人顧客に対し最適な提案を行い、契約を締結する仕事です。成果が数値化されるため、目標達成に向けた行動計画を立てやすく、estpのコミュニケーション能力と交渉力が活かされます。

仕事2:起業家

自ら新規事業を立ち上げることで、自身のアイデアを形にできます。市場の動向を即座に読み取り、リスクを恐れず挑戦する姿勢が、起業家としての成功要素となります。

仕事3:消防士

火災現場や災害時に迅速に対応し、人命を守る仕事です。estpの冷静な判断力と高い体力を活かし、危険な状況下でも使命感を持って行動できます。

仕事4:警察官

地域の治安維持や犯罪捜査を担当します。的確な判断と行動が求められるため、estpの即応性とリーダーシップを活かして貢献できます。

仕事5:販売職

店舗での接客や販売促進を通じて顧客と直接関わる仕事です。estpの社交性と鋭い観察力が発揮でき、売上向上に直結するアプローチが可能です。

仕事6:投資家

株式や不動産、暗号資産などへの投資で利益を追求する仕事です。市場動向をリアルタイムで分析し、リスクを管理しながら迅速に意思決定を行います。

仕事7:イベントプランナー

展示会やコンサート、企業イベントなどの企画立案から運営実行までを担います。多くの関係者と協調しながらプロジェクトを成功に導くため、estpの調整力と臨機応変さが活かされます。

仕事8:マーケティング担当

市場調査やデータ分析をもとに、プロモーション戦略を立案します。estpの分析力とクリエイティブな発想を組み合わせて、効果的な施策を実施できます。

仕事9:建設・土木の現場作業員

現場での施工管理や作業を担当し、納期や安全基準を厳守する必要があります。estpの体力とリスク対応能力を活かし、変化する現場状況に柔軟に対応できます。

仕事10:経営企画

企業全体のビジョン実現に向けて、中長期の戦略立案や予算管理を行います。estpの俯瞰的視点と分析力を活かし、経営層と協力して企業価値を高めます。

仕事11:プロダクトマネージャー

製品開発の企画から市場投入までを統括します。estpのリーダーシップと迅速な意思決定力を活かして、マルチタスクを効率的にこなせます。

仕事12:外交官

国益を守りながら国際交渉や文化交流を進めます。高い語学力と交渉力が求められ、estpの臨機応変な対応と社交性が役立ちます。

仕事13:自衛官

国家の安全保障を担う仕事です。規律を重んじる中で、estpの判断力とチームワークを活かし、危急時にも冷静な対応が求められます。

仕事14:ジャーナリスト

ニュースや特集記事の取材、情報分析を行い、社会に発信する仕事です。estpの好奇心と臨場感あふれる現場対応力が求められます。

仕事15:不動産開発

土地・建物の企画から開発までを統括します。市場調査や交渉力を活かし、estpの意思決定力を発揮してプロジェクトを推進します。

仕事16:救急救命士

急性の病気やケガで倒れた患者に対し、現場で応急処置や搬送を行います。estpの臨機応変な判断力と冷静な行動が、救命活動において大きな差を生みます。

仕事17:パイロット

航空機を操縦し、乗客や貨物を安全に目的地へ輸送します。高い集中力と迅速な判断が必要であり、estpの冷静沈着な対応力が活かされます。

仕事18:スポーツコーチ

選手の特性を見抜き、最適なトレーニングや戦術を指導します。estpのコミュニケーション力と即応性を生かし、試合中の戦略変更やモチベーション管理を担当できます。

仕事19:ツアーガイド

観光客を案内し、現地の魅力を伝える仕事です。estpの社交性と臨機応変さで、グループの要望やトラブルにも柔軟に対応し、満足度の高いツアーを実現します。

仕事20:広告クリエイター

広告キャンペーンの企画から制作までを担当します。estpの発想力とコミュニケーション力を活かし、トレンドを捉えた訴求力の高い販促物を生み出します。

仕事21:セールスマネージャー

営業チームを統括し、目標達成に向けた戦略と部下の育成を行います。estpのリーダーシップと問題解決力で、チームを牽引し売上拡大を実現します。

仕事22:不動産仲介

顧客のニーズに合わせた物件を提案し、契約締結までをサポートします。estpの観察力と交渉力で、顧客満足度の高いマッチングを実現します。

仕事23:フライトアテンダント

機内で乗客の安全と快適なサービスを提供します。estpの明るい接客態度と迅速な対応力で、予想外のトラブルにも冷静に対処できます。

仕事24:ツアープランナー

旅行商品の企画立案から販売までを担当します。estpのトレンド感覚と交渉力で、顧客の期待を上回るオリジナルツアーを設計します。

仕事25:イベントMC/司会者

式典やセミナー、コンサートなどの進行を担当し、場を盛り上げます。estpのトーク力と臨機応変な対応で、イベントを円滑かつ盛況に導きます。

estpに向いていない仕事の特徴

ルーティンワークが中心の仕事

大量のデータ入力や単純作業を延々と繰り返す業務は、変化を求めるestpにはストレス要因となりやすく、集中力が続きにくい傾向があります。

長期的な計画遂行が求められる仕事

厳密に練られた計画を淡々と実行し続けるような業務では、瞬発的な判断を好むestpの持ち味が活かしづらく、結果として行動意欲が低下する可能性があります。

単独作業が中心の仕事

チームで連携しながら進めるよりも、個人で進める作業が大部分を占める職種は、社交性を活かせないため適性を発揮しにくくなります。

厳格なルールやマニュアルへの従順さが求められる仕事

estpは柔軟性を重視するため、細かく定められたマニュアルや規則に従い続ける業務は、フラストレーションを感じる要因となりやすいです。

estpが適職を見つける5ステップ

ステップ1:自己分析と強みの明確化

まずは自分自身の価値観や行動特性を書き出し、どのような環境下で最もパフォーマンスが発揮できるかを把握します。過去の成功体験や失敗体験を振り返り、自分が得意とする分野を明確化しましょう。

ステップ2:業界・企業のリサーチ

estpに適した業界をリストアップし、企業文化や評価制度を詳しく調査します。採用ページだけでなく、口コミサイトや企業説明会に参加して、実際の社風や働き方を確認することが重要です。

ステップ3:インターンシップや職場見学

実際に働く現場を体験することで、自分の適性が本当に活かせるかを判断します。先輩社員の働きぶりや、業務フローを肌で感じ取ることで、ミスマッチを防ぐ効果があります。

ステップ4:エージェントや専門家への相談

転職エージェントやキャリアコンサルタントに相談し、estp特有の強みを理解している専門家からアドバイスを受けます。客観的な視点で求人案件の選定や応募書類の添削を依頼しましょう。

ステップ5:自己PRと応募書類の作成

estpが持つ特有の能力を具体的なエピソードでアピールできる自己PR文を作成します。成果を数値化して示すことができれば、面接官に理解されやすくなります。

就活・転職でestpが押さえるべきアピールポイント

ポイント1:臨機応変な問題解決力

不測の事態に直面しても冷静に状況を判断し、必要な行動を即座に取れる点を具体例を交えて説明しましょう。現場での成功体験を数字や成果で裏付けることで、説得力が増します。

ポイント2:高いコミュニケーション能力

多種多様な関係者と円滑に意思疎通を図り、チームをまとめてきた経験をアピールします。顧客折衝やプロジェクト推進のエピソードを盛り込み、対人スキルの高さを示しましょう。

ポイント3:ポジティブな姿勢と行動力

困難な状況でも挫折せずに目標を達成した経験を紹介し、失敗を前向きに受け止めるマインドセットがあることを伝えます。チャレンジを続ける姿勢は、どの企業でも高く評価されるポイントです。

estpに関するよくある質問(Q&A)

estp-A型とestp-T型の働き方のちがい

estp-Aは自らリーダーシップを取り、成果を最優先に突き進む傾向があります。一方、estp-Tは周囲の感情にも配慮しながら、慎重に意思決定を行います。チームビルディングやプロジェクトマネジメントでは、それぞれの特性を活かす役割を意識すると良いでしょう。

相性が良いタイプ・悪いタイプ

estpと相性が良いのは、目標志向で効率性を重視するistjやentjなどです。逆に、優柔不断で決断を先延ばしにしがちなinfpや感情を重視しすぎるタイプは、お互いの価値観の違いから摩擦が生じやすい傾向があります。

MBTIに頼りすぎないためのヒント

MBTIは自己理解のツールの一つであり、すべてを決定づけるものではありません。状況や経験によって適性は変化するため、多面的な自己分析を心がけ、柔軟なキャリア形成を意識しましょう。

まとめ

estpは臨機応変な問題解決力や社交性を武器に、多彩なフィールドで活躍できる性格タイプです。変化の多い環境や成果が明確に見える仕事を選ぶことで、大きな充実感を得られます。自己分析と業界研究を深め、自らの強みを最大限に活かせる職場を見つけて、安心したキャリア構築を目指しましょう。

この記事は日本mbti協会を参考に作られています。

淵之上 航平
人材紹介事業部 事業部長
20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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