引きこもりの人におすすめの仕事20選!引きこもりを脱却するには?

引きこもりの期間が長いと、社会復帰や仕事探しに大きな不安を感じるものです。
しかし、実はあなたにぴったりの働き方や職種は必ず存在します。
本記事では、まずは自分の状況を見極め、無理なく一歩を踏み出す方法を解説。
ぜひ最後までチェックして、自分らしい働き方を見つけましょう!

目次

引きこもりから仕事を始める前に:自分の「今」をチェック

まずは、自分自身が〈仕事を始められる状態〉にあるかどうかを確認しましょう。
いきなりフルタイム勤務や対面の接客を目指すのはプレッシャーが大きいもの。
「起床・就寝リズムが安定しているか」「週に数日、外出できるか」「簡単な良い生活習慣が身についているか」など、
以下のチェックリストを使ってセルフチェックしてみてください。
10項目以上クリアできていれば、自信を持って一歩を踏み出せます。

チェックリスト例(抜粋)

・毎朝同じ時間に起きられる
・3食、規則正しく食べられる
・約束の時間を守って行動できる
・外出時に必要な身だしなみができる
・体調不良が続いていない
・短時間でも集中して作業できる
・自分の気持ちを言葉にして伝えられる
・興味を持てる仕事や分野がある
・週に1回以上、短時間のアルバイトを試した
・働き続ける自信を持てる

専門家のサポートを活用しよう

「自分だけで判断するのは不安…」という場合は、就職エージェントやハローワーク、
引きこもり支援センターなどの相談窓口を活用するのがおすすめです。
プロのキャリアアドバイザーなら、あなたの状況に合った求人の提案から履歴書・面接対策まで、
きめ細かくサポートしてくれます。
まずは一度、無料相談に足を運んでみましょう。

引きこもりでもできる!おすすめの仕事20選

ここでは、「在宅OK」「人とあまり関わらない」「未経験から始めやすい」など、
引きこもり経験者に特におすすめの20の職種を一挙にご紹介します。
「自分に合いそう!」と感じるものからぜひ挑戦してみてください。

1. データ入力

パソコンのスプレッドシートや専用フォーマットに文字や数字を入力するだけの単純作業です。
在宅ワーク案件が多く、出社の必要はありません。
ブラインドタッチができればスピードアップでき、経験を積むほど文字単価も上がっていきます。
ミスを減らす集中力が求められますが、そのぶん評価されやすい仕事です。
未経験・無資格で始められるので、まずは派遣登録やクラウドソーシングからトライしましょう。

2. Webライター

Webサイトやブログに掲載する記事を執筆する仕事です。
完全在宅でチャットツールのみのやり取りが多く、人と顔を合わせる機会はほぼゼロ。
SEOを意識した文章構成やリサーチスキルが身につき、経験に応じて単価アップも可能です。
「書くことが好き」「情報収集が得意」という方に特におすすめ。
初めは低単価案件から始め、実績を重ねて専業ライターを目指しましょう。

3. 翻訳者

英語や中国語などの外国語文書を日本語に、またはその逆に翻訳する業務です。
在宅で完結し、納期さえ守れば自分のペースで作業できます。
AI翻訳の普及で機械訳の校正需要も増加中。
専門分野(法律・医療・ITなど)の知識を身につけると高単価案件を受注しやすくなります。
TOEICや通訳ガイドなどの資格を取得して信頼度を高めましょう。

4. プログラマー・Webエンジニア

Webアプリやサイト、システムを設計・開発する仕事です。
リモートワーク導入企業が増えており、自宅でコードを書ける環境が当たり前になっています。
未経験者向けの研修制度を整えたIT企業も多数。
オンラインスクールで基礎を学び、ポートフォリオを作成すれば就職チャンスが広がります。
チーム開発のコミュニケーションはチャット中心ですので、直接対面が苦手でも安心です。

5. CADオペレーター

建築図面や機械設計図をCADソフトで作成・修正する専門職です。
作業時間の大半をモニタと向き合って過ごし、人と対面で話す機会は少なめ。
未経験者向けの資格取得支援がある求人もあり、身につけたスキルは一生もの。
細かい作図に集中できる方、図面を扱うことが好きな方におすすめです。
フリーランス案件も増えており、働き方の自由度が高い点も魅力です。

6. イラストレーター/CGデザイナー

広告やゲーム、SNS向けにイラストやCGグラフィックを制作します。
自宅でペンタブレットやPCソフトに向き合いながら、クリエイティブな作業に没頭できます。
クラウドソーシングで実績を積み、ポートフォリオサイトを充実させることで高単価案件を獲得可能。
デザイン学校やオンライン講座でスキルを磨けば、企業の業務委託枠でも活躍できます。
対面ミーティングは少なく、メールやチャットでのやり取りが中心です。

7. 動画編集者

YouTubeや企業PR動画、SNS向けショート動画の編集を行います。
撮影は別部署が担当することが多く、編集作業だけに集中できる案件が豊富。
在宅ワークがメインなので、自宅の編集環境さえあればスタート可能です。
Adobe PremiereやDaVinci Resolveなどの操作スキルを学び、
SNSで作品を公開して実績をアピールしましょう。

8. ゲームテスター

発売前のゲームをプレイし、バグや不具合を報告する仕事です。
デジタルハーツなど専門企業では、従業員の半数が引きこもり経験者という実績も。
1人でプレイルームに籠り、見つけた不具合をレポートするだけのシンプル業務。
ゲーム好きには天職で、案件によっては高単価を狙えます。
社内チャットで報告するため、対面コミュニケーションはほぼ不要です。

9. アフィリエイター

自身のブログやSNSで商品・サービスを紹介し、成果報酬を得るマーケティング仕事。
サイト運営やSNS投稿を自分のペースで行い、分析→改善を繰り返すことで収益を最大化します。
SEOやSNS運用の知識が身につき、上手くいけば月数十万円以上の副収入も可能。
人と会わずに黙々とコンテンツを作りたい方におすすめです。

10. システム運用・管理

サーバーやネットワーク機器の稼働状況を監視し、トラブル時には復旧対応を行います。
夜間や休日の緊急対応があるものの、基本はチャット報告とリモート操作で完結。
未経験者向けの研修・OJTが充実した企業も多く、IT業界への入口として最適です。
運用自動化のスキルを身につければ、さらなるキャリアアップが見込めます。

11. 一般事務

資料作成、電話・来客対応、メールやスケジュール管理など、
社内のバックオフィス業務を担当します。
在宅勤務可能な求人も増えており、ExcelやWordの基本操作さえあればOK。
ルーティンワークが中心で、指示を確実にこなすことが評価につながります。
対人対応は少なめですが、慣れるまでの教育研修が手厚い企業を選びましょう。

12. 清掃員

オフィスビルや商業施設、病院などの清掃を担当します。
単純作業がメインで、マニュアル通りに動けばOK。
チーム作業の場面はありますが、会話は最小限で済むことがほとんどです。
早朝や夜間勤務で高時給案件もあり、自宅に近い職場を選べば通勤ストレスも軽減。
まずはアルバイトからスタートし、体力やリズムをつかむのがおすすめです。

13. 警備員

施設やイベント会場の警備・見回りを行います。
立ち仕事が中心で、来訪者対応は必要な場面のみ。
身体を動かすことで体力も向上し、孤立感なく働けるのが魅力です。
未経験歓迎の求人が多く、研修制度が整っているため初めての社会復帰にも安心。
深夜帯はモニタ監視がメインの案件もあり、人とほとんど話さずに済みます。

14. 配送員(ドライバー)

宅配便やネットスーパーの配送を担当します。
一人で車やバイクを運転して荷物を届けるルーティンワーク。
配達中はマイペースに進められ、人との対面は受け渡し時の数秒のみ。
普通免許があればすぐ応募できる案件が多く、歩合制で稼ぎやすい面も。
ペーパードライバー講習支援のある企業もあります。

15. 工場の作業員

ライン作業や製品検査、梱包などを担当します。
機械が流す品をセットし、ボタンを押すだけの単純作業が中心。
黙々と流れ作業に没頭できるため、会話が苦手でもストレスフリー。
寮や住み込み求人も多く、生活面からサポートしてもらえるケースもあります。
未経験歓迎・大量募集が多いため、応募ハードルは非常に低いです。

16. 介護員

高齢者施設での食事・入浴・排泄介助を行います。
利用者とのコミュニケーションは必要ですが、慣れれば業務ルーチン中心。
無資格・未経験からスタートできる求人もあり、研修制度が充実。
利用者の「ありがとう」にやりがいを感じる方に向いています。
休日が固定されている施設を選ぶと、生活リズムを崩さず働けます。

17. 農業者

畑での苗植え、収穫、出荷作業などを担当します。
自然の中で体を動かすことでリフレッシュ効果大。
少人数体制の農家なら会話は最小限で、黙々と作業に集中できます。
農業研修や新規就農支援制度を活用すれば、ノウハウを一から学べます。
後継者不足の農家が多く、採用チャンスが豊富です。

18. 調理補助

食材の下ごしらえ、盛り付け、器具洗浄を担当する厨房サポート職。
料理人ほどの技術は不要で、シンプルな手順を覚えればすぐ戦力化。
飲食業界は人手不足が深刻で、未経験から採用されやすい職種です。
チームでの作業もありますが、調理自体は黙々と取り組めます。
まずはアルバイトで慣れ、正社員登用を目指すルートも一般的です。

19. ガス・電気検針員

家庭やオフィスのメーターを巡回チェックし、使用量を記録します。
ハンディ端末で数値を入力するだけの簡単作業が中心。
担当地域が決まっているため通勤ストレスも少なく、
一度道順を覚えればマイペースに仕事を進められます。
雨天でも必須業務ですが、体を動かしながら働きたい方に向いています。

20. SNS相談員

LINEやSNS上で寄せられた悩み相談にテキストで対応するカウンセリング業務。
対面は一切なく、チャットでのみ相談を受け付けます。
自身の引きこもり経験を活かし、相手に寄り添った回答ができるのが強み。
マニュアルに沿ったテンプレート回答メインの案件もあり、
メンタルに不安がある方でも無理なく業務に取り組めます。

まずは引きこもりから仕事をできる状態か確かめよう

就職活動を始める前に、自分が本当に「働ける状態」にあるかどうかをセルフチェックしましょう。
心身の準備が整っていないまま無理をすると再び引きこもるリスクが高まります。
ここでは三つの観点で確認し、必要なら専門家の手を借りながら準備を進める方法をご紹介します。

引きこもりから仕事をできる状態かの3つの観点

日常生活の自立、社会生活の自立、就労の自立という三つの観点で自己チェックを行いましょう。
まず日常生活の自立とは、毎朝決まった時間に起床し、三食バランス良く食事をとり、寝る時間も一定に保てることを指します。
次に社会生活の自立は、地域や家族とのコミュニケーションが無理なく行えることを意味します。
最後に就労の自立は、働きたい意思や働き続ける自信があるかを確認することです。
これら三つの条件をざっくりでも満たしていれば、就職活動を進める土台が整っていると言えます。
逆にどれか一つでも大きく欠けている場合は、無理をせず準備を進めることが大切です。

引きこもりから仕事をできる状態かのチェックリスト

以下のチェックリストを活用して、自分が仕事を始める準備ができているかを確かめましょう。
まず就寝と起床のリズムが整っているか、朝六時から九時の間に自然に起きられるかをチェック。
次に約束の時間を守る行動が習慣になっているか、指定時間に遅刻せずに動けるかを確認します。
加えて、簡単な家事や買い物など外出を伴うタスクを一日に一度以上クリアできるかも重要です。
また、面接や打ち合わせでのあいさつや言葉遣いを想定して練習し、安定して対応できる自信があるかも見ておきましょう。
これらの項目を十個以上クリアしていれば、いよいよ就職活動をスタートしても良い目安となります。
ひとつでも不安な項目があれば、まずは生活リズムの調整やコミュニケーション練習から始めると安心です。

就職の専門家にアドバイスを受けることもおすすめ

自分ひとりで判断が難しい場合は、就職エージェントやキャリアアドバイザーなど専門家の力を借りましょう。
プロの視点で引きこもり期間をどう面接で説明すべきか、どの職種が適性に合うかなど具体的にアドバイスをもらうことで不安が軽減します。
無料で相談できる公共の職業相談所から民間のエージェントまで選択肢は多く、自分の状況や希望に合わせて利用先を選べます。
特に若年層向けや既卒・中退者向けの支援実績が豊富なサービスは安心感があります。
専門家と目標設定やスケジュールを共有することで、漠然とした不安が明確な行動計画に変わり、行動に移しやすくなるでしょう。
何よりも一人で抱え込まずに、安心できるサポート環境を作ることが、社会復帰への大きな一歩になります。

まとめ

まずは自分が本当に「働ける状態」かを三つの観点(日常・社会・就労の自立)でセルフチェックしましょう。
生活リズムやコミュニケーション、働きたい気持ちがあるかを確認することで、無理なくスタートできます。
次に、自宅から近い求人サイトやクラウドソーシング、就職支援サービス、職業訓練を活用して、自分に合った仕事を探しましょう。
引きこもり経験を活かせる20のおすすめ職種を参考に、在宅OK・未経験OK・人と関わらない仕事など、希望に合わせた選択肢を検討してください。
無理をせず、週5正社員にこだわらず、自分のペースを守れる仕事を選ぶことが長く続けるコツです。
どうしても迷ったら、キャリアアドバイザーなど専門家に相談して、安心して一歩を踏み出しましょう。

淵之上 航平
人材紹介事業部 事業部長
20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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