休みが多くて給料がいい仕事20選!転職活動での求人票の見方も紹介!

プライベートも大切にしつつ、収入もアップさせたいあなたへ。
今回は休みが多くて給料がいい仕事を業界・職種別に大特集!
選び方やメリット・注意点までまるっと解説します。
さらに、実際の給与事例や休日取得の実情、転職活動で押さえるべきポイントも徹底的にお伝えします。

目次

業界別:休みが多くて給料がいい仕事10選

まずは業界ごとに、休みが多くて給料がいいといわれる10業界をチェックしましょう。
各業界の平均年収や年間休日、さらには将来性やキャリアパスの例もあわせてご紹介します。
気になる業界の実情を深掘りし、自分に合うフィールドを見つけてください。

①IT業界

Webサービスやアプリ開発、クラウドインフラ構築を担うIT業界は、土日祝日休みが基本で、リモートワークやフレックス制を導入する企業も増加中です。
マイナビエージェントの2020年度平均年収は390万円ですが、35~39歳では454万円と、経験を積むことで大幅にアップします。
具体的には、プログラマーからプロジェクトマネージャーに昇進すると600万円超、
さらにはエンジニアリングマネージャーやCTO候補として800万円前後の求人も存在します。
技術トレンドにキャッチアップし、自らOSSへコントリビュートすることで市場価値が高まり、
副業やフリーランスとしての収入源を得るケースも増えています。

②製造業

家電、自動車、半導体などを製造する製造業は、年間休日120日超の工場も多数存在し、残業は比較的少なめ。
夜勤手当やシフト手当が付くため、年収450万円~550万円が一般的です。
近年ではIoTやロボット技術を駆使したスマートファクトリー化が進み、
エンジニア職(生産技術・品質保証)などの専門職では平均年収600万円超も珍しくありません。
また、製造ラインの自動化プロジェクトに携わると、海外出張やプロジェクトマネジメント経験が得られ、
将来的なキャリアの幅が広がります。

③建築業界

施工管理や設計を行う建築業界は、国税庁統計で平均年収509万円と高水準。
特に大手ゼネコンの施工管理職では600万円~700万円
一級建築士資格を保有するとさらに年収800万円超も可能です。
土日祝日休みが基本ですが、竣工時期前は残業が増加することも。
しかし、現場が安定すると定時上がりでオンオフを切り替えやすく、
家族との時間や趣味の両立がしやすいのが魅力です。

④金融業界

銀行・証券・保険などを扱う金融業界は、責任の重い業務に見合った高待遇が特徴。
大手都市銀行の総合職では初任給600万円
30代で800万円~1,000万円も珍しくありません。
土日祝日休みが基本で、資格手当やインセンティブ制度が充実。
FP資格や証券外務員資格を取得するとさらに手当が増え、
キャリアを横断したポジションチェンジ(リスク管理→資産運用等)が可能です。

⑤教育業界

学習塾・通信教育・社会人向けスクールなどを展開する教育業界は、30代平均年収448万円と上昇傾向。
大手企業では講師・教材開発・教務管理などポジションが多様で、
専門性を高めると年収600万円超も可能です。
土日祝日休みの一般事務職や営業職もあり、
夏期・冬期講習時期は繁忙となりますが、有給取得率は高い傾向にあります。

⑥医薬業界(MRなど)

医薬情報担当者(MR)は高い専門知識を活かし、平均年収600万円前後
法人営業形式のため土日祝日休みが基本で、
学会・講演会での休日出勤はあるものの、
年間休日120日以上を確保しやすいです。
ジェネリック薬品や先発品の市場動向を分析し、
新薬上市プロジェクトに参画することでさらなるキャリアアップが可能です。

⑦大学職員

キャンパス管理や事務運営を行う大学職員は、学期カレンダーに沿った勤務で安定。
公立大学職員なら平均年収500万円前後、
私立大学職員でも450万円~550万円が目安です。
学会運営や国際交流プロジェクトに携わるケースもあり、
専門分野と行政運営の両方を経験できます。

⑧公務員

自治体や行政機関で働く公務員は、カレンダー通り休日かつ年功序列で昇給。
地方公務員の初任給は300万円前後ですが、
20年20歳代で500万円~600万円、
30年後半で600万円~700万円となるケースが多いです。
人事異動や全国転勤などを経て幅広い行政経験を積めるのも特徴です。

⑨フリーランス

個人で案件を受託するフリーランスは、仕事量を自分で調整でき、
休日も自由に設定可能。
エンジニア・デザイナー・ライター・コンサルタントなど、
専門性が高いほど単価が上がり、年収1,000万円超も実現します。
しかし、安定した収入を維持するためには継続的な営業活動と顧客管理が不可欠です。

⑩コンサルティング業界

企業の課題解決を支援するコンサルティング業界は、平均年収700万円超
経営戦略・IT戦略・人事戦略など分野ごとに専門性を高められ、
パートナークラスでは1,500万円以上になることも。
土日祝日休みが多い反面、
プロジェクトの立ち上げ期や提案期には長時間労働が発生することがあります。

職種別:休みが多くて給料がいい仕事10選

次に、業界を問わず職種ごとに休みが多く給料がいい10職種を紹介します。
具体的な平均年収と休日数、キャリアステップの例も掲載し、自分の強みを活かせる職種を見つけてください。

①営業職

法人向け営業は休日がカレンダー通りで、インセンティブ制度により歩合収入が得られます。
平均年収は400万円~600万円。
大手SaaS企業などでは800万円超も可能です。
顧客折衝力やプレゼンテーション能力を磨くことで、
マネージャー職や事業部長などへのキャリアパスがあります。

②企画職

商品開発や事業企画を担う企画職は、平均年収490万円
ヒット商品の立ち上げに成功すると、
ボーナス増額やストックオプションの付与を受けることも。
マーケットリサーチやUXデザインの専門スキルを身につけると、
事業推進部門長などへの昇進が期待できます。

③コンサルタント

論理的思考と課題解決力を提供するコンサルタントは、平均年収700万円超
外資系戦略ファームやBig4では1,000万円超も珍しくありません。
業務知見を蓄積し、プラクティスリーダーやパートナーを目指すキャリアが典型的です。

④研究職

新製品や新技術の研究開発を行う研究職は、平均年収449万円
博士号取得者やR&Dマネージャーになると600万円~800万円にアップ。
特許取得や学術論文発表の実績がキャリア評価に直結します。

⑤ITエンジニア

システム開発や運用保守を担うITエンジニアは、フレックス制・リモートワークの導入率が高く、
平均年収500万円~700万円。
クラウドエンジニアやセキュリティエンジニアなど、
専門領域を持つとさらに市場価値が高まります。

⑥秘書

役員や要職者のスケジュール管理・来客対応を行う秘書は、平均年収428万円
英語秘書や国際秘書になると500万円超。
ビジネスマナーと調整力を身につけることで、
広報や人事などへのキャリアチェンジも可能です。

⑦MR(医薬情報担当者)

医薬品メーカーのMRは、法人営業形式で休日取得率が高く、平均年収650万円
専門知識を活かしてメディカルマーケティングや臨床開発職へとキャリアアップする道もあります。

⑧大学職員

キャンパス運営・学生支援を担う大学職員は、学期ベースでの勤務。
人事・広報・国際交流など専門部門があり、
平均年収450万円~550万円。
大学間連携プロジェクトに参画し、
公的研究費のマネジメント経験を得ることも可能です。

⑨公務員

地方自治体や国家公務員は、明確な人事制度と給与テーブルに基づき、年功序列で安定した昇給を実現。
平均年収は400万円~700万円。
勤務地や部局を異動しつつ、多様な行政分野を経験できるのが特長です。

⑩フリーランス

個人契約で専門スキルを提供するフリーランスは、収入を自己管理でき、
案件単価次第で年収1,000万円超も可能。
定期的にポートフォリオを更新し、
クライアントとの信頼関係を築くことが成功の鍵です。

休みが多くて給料がいい仕事の3つの特徴

こうした仕事に共通するポイントを押さえて、転職先選びの視点を増やしましょう。

土日祝日が休み

法人向けビジネスではカレンダー通りの休日が取得しやすいため、
プライベートの予定も立てやすくなります。

法人相手で事業展開している

企業同士の取引では平日稼働が中心となり、
土日祝日に顧客都合での業務が発生しにくいです。

待遇がいい業界で勤められる

金融・コンサル・医薬品など利益率の高い業界は、
賞与や手当、研修制度が充実しており、
長期的にキャリア投資ができます。

求人票で確認すべきポイント

応募前に以下を必ずチェックし、ミスマッチを防ぎましょう。

休日・福利厚生

年間休日数だけでなく、有休取得率、産休・育休制度、
リフレッシュ休暇などの詳細も確認します。

給与額

基本給だけでなく、賞与・インセンティブ、
残業手当の計算方法まで把握しておきましょう。

会社ごとの待遇差

同業界内でも企業文化や働き方が異なるため、
口コミサイトやOB・OG訪問で実態を調査します。

休みが多くて給料がいい仕事に就くメリット

メリットを理解して、自分らしい働き方を実現しましょう。

メリット1. ワークライフバランスが良い

プライベート時間を確保でき、
趣味や自己投資、家族との時間を大切にできます。

メリット2. 昇格や昇給が見込める

成果や専門性が評価されやすく、
キャリアアップが給与に反映されやすいです。

メリット3. ストレスが少ない

休日と勤務日のメリハリがつき、
バーンアウトリスクを抑制できます。

休みが多くて給料がいい仕事に就く際の注意点

デメリットも把握し、対策を講じましょう。

注意点1. 会社による待遇差

同じ業界・職種でも企業風土や制度に差があるため、
募集要項の細部まで確認が必要です。

注意点2. 残業時間の多さや成果主義

プロジェクトによっては長時間労働が発生しやすく、
インセンティブが成果直結型の場合はプレッシャーが強まります。

注意点3. 高いスキル・知識が必要な場合もある

専門職ほど事前準備が必須で、
資格取得や実務経験のアピールが欠かせません。

休みが多くて給料がいい仕事に就くための5ステップ

理想の働き方を手に入れるために、今から始められる行動プランをご紹介します。

①自己分析で条件を明確にする

年間休日数・年収レンジ・業務内容など、譲れない条件を整理しておきましょう。

②企業分析・求人票確認

求人票だけでなく、企業HPや口コミサイトを活用し、実際の働き方をリサーチします。

③必要スキルの確認

募集要項に記載された資格・経験・技術要件を洗い出し、
不足があれば研修やオンライン学習で補完します。

④スキルや知識の習得

独学やスクール、資格取得を通じて即戦力をアピールできるポートフォリオを作成します。

⑤面接で希望条件をアピールする

なぜその企業・職種で働きたいのか、熱意ある志望動機と将来ビジョンを明確に伝えましょう。

長期的なキャリアを考えた仕事選びを

休みと給料の好条件だけでなく、将来のライフプランやキャリア形成にも配慮して、
長く続けられる最適な選択をしましょう。

参照:https://www.nta.go.jp/

淵之上 航平
人材紹介事業部 事業部長
20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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