ESTJと相性の良い性格は?恋愛・仕事の相性も徹底解説

目次

ESTJの特徴とは?

ESTJ(幹部)はリーダーシップを発揮し、計画的に物事を進めることが得意な性格です。
組織やチームをまとめる役割を自然と担うため、プロジェクトの舵取りを任されることが多いです。
また、チャレンジ精神が強く、未知の領域にも果敢に取り組む姿勢を持っています。
一方で、自分の意見を正しいと考えがちで、コミュニケーションが一方的になってしまう短所があります。
このような特性が、関係性の相性を左右する要因となるため、以下では長所と短所を詳しく解説していきます。

ESTJの長所

ここでは、ESTJの代表的な長所を3つ紹介します。
それぞれの特性を理解することで、相性の良い相手や適職を見つける際の参考になります。

リーダーシップを発揮できる

ESTJは集団をまとめる力に優れており、周囲を引っ張って物事を進めることが得意です。
価値観の異なる相手ともコミュニケーションを取りながら、チームとしての成果を出すことができます。
具体的には、会議での議論を円滑に進めたり、メンバーの意見をまとめて合意形成を図る場面で強みを発揮します。
リーダーとしての責任感も強く、困難な状況でも冷静に判断を下し、チームを安定へ導くことが可能です。

計画的に物事を進められる

ESTJは物事を計画的に進める能力が高く、長期的なスケジュールを立てる際に特に力を発揮します。
細かなタスク分解やスケジュール調整を行い、トラブルを未然に防ぎながら進行できるのが強みです。
例えば、大きなプロジェクトを数ヶ月にわたって遂行する際、ESTJは期日設定や責任分担を明確にしたうえで、進捗状況を定期的にチェックします。
結果として、プロジェクト全体の失敗リスクを減らし、効率的に目標を達成することができます。

チャレンジ精神が強い

ESTJは未知の領域にも積極的に挑戦できる前向きさを持っています。
自ら行動を起こすだけでなく、周囲を巻き込みながらチャレンジできるため、チーム全体が新しいことに取り組む原動力となります。
また、失敗を恐れずに問題解決に向けて突き進む姿勢があるので、困難な課題でも粘り強く取り組むことが可能です。
周りの人もそのエネルギーに触発され、チーム全体のモチベーションを高める効果があります。

ESTJの短所

次に、ESTJの主な短所を3つ挙げます。
これらを理解することで、人間関係でのトラブルを防ぎ、適切な対処法を見つける助けになります。

一人で行動することを避けがち

ESTJはチームで動くことを好むため、一人で行動しなければならない場面では苦手意識を感じることがあります。
周囲に頼りすぎることで、逆に時間がかかる場合もあるため、自己完結力を高める必要があります。
また、プライベートにおいても、一人で過ごす時間が多いと不安感を覚え、パートナーや友人を誘う傾向があります。
そのため、環境が変わって一人の時間が増えると、精神的に不安定になる可能性があります。

自分の意見が正しいと考える傾向

論理的思考や分析力が高い一方で、自己肯定感が強くなりすぎると、自分の意見を曲げない頑固さが出ることがあります。
結果として相手の意見を受け入れにくくなり、高圧的に映るケースがあります。
例えば、議論の場で自分の主張を譲らず、相手の提案を軽視してしまうことがあり、信頼関係を損なう原因になります。
この特性を理解し、相手に配慮した柔軟な姿勢を意識することで、円滑なコミュニケーションを図ることが重要です。

コミュニケーションが一方的なことがある

リーダーシップを発揮しすぎるあまり、コミュニケーションが命令口調になりやすいです。
相手の気持ちや意見を十分に尊重せず、一方的に指示を出してしまうことがあるため、注意が必要です。
具体的には、職場での指示や家庭内での話し合いにおいて、自分の意見を押し付けてしまい、相手が委縮してしまうことがあります。
相手の立場に立って話を聴く姿勢を持ち、対話のキャッチボールを意識することで、より良い人間関係を築くことができます。

ESTJ-aとESTJ-tの違い

ESTJには大きく分けてESTJ-aESTJ-tの2タイプがあります。
それぞれの違いを理解することで、自分自身の傾向や周囲のESTJとより良い関係を築くためのヒントが得られます。

ESTJ-aの特徴

ESTJ-aは明るくポジティブな性格が特徴です。
チームワークを発揮する際、組織そのものを活気づけるようなコミュニケーションを取ることが得意です。
失敗しても迅速に立ち直り、すぐに次の行動に繋げるメンタルの強さがあります。
そのため、困難なプロジェクトでも前向きな雰囲気を保ちつつ、周囲に安心感を与えながら進めることができます。

ESTJ-tの特徴

ESTJ-tはおとなしく思いやりのある性格が特徴です。
リーダーシップを発揮する際も、周囲の心の変化を敏感に察知しながらコミュニケーションを取ることができます。
このため、ストレスフリーな環境作りが得意で、組織において高い信頼を獲得しやすいです。
他者への配慮を重視する傾向が強いため、チームメンバーの相談に乗るなど、細やかなサポートを行うことができます。

ESTJは日本人にどれくらいいる?

順位 診断タイプ 日本人の割合
1位 INFP-T 12.91%
2位 ENFP-T 8.48%
3位 ENFP-A 5.30%
4位 INFJ-T 4.97%
5位 ISFP-T 4.53%
6位 INTP-T 4.52%
7位 ISFJ-T 4.30%
8位 ESFJ-A 3.76%
9位 INFP-A 3.53%
10位 ESFP-T 3.08%
19位 ESTJ-A 2.30%
30位 ESTJ-T 1.09%

この表から計算すると、ESTJ(幹部)は日本に約3.39%の割合で存在していることがわかります。

参照: https://www.mbti.or.jp/

ESTJと相性が良い性格タイプは?

ESTJと相性が良いのは他人のために頑張れる性格

ESTJは伝統と秩序を重んじ、チームをまとめる能力に優れています。
そのため、チームワークを重視し、周囲をサポートしようとする性格の人とは相性が非常に良いです。
具体的には、協力し合って目標を達成する姿勢や、周囲の意見を尊重し、積極的に助けようとする人がESTJにはフィットします。

ESTJと相性の良い性格タイプはINFJ、ESFJ、ISFJ

以下の3タイプは、ESTJとお互いの強みを補完し合える組み合わせです。

INFJ

提唱者タイプのINFJは、物静かで理想的なビジョンを掲げる力があります。
ESTJが秩序を作り上げる際に、INFJのクリエイティブで深いビジョンは大きな助けとなります。
例えば、新規プロジェクトの方向性を設定する際、ESTJの計画力とINFJの洞察力が組み合わさることで、チームが高い次元で動くことができます。

ESFJ

領事官タイプのESFJは、社交性と献身性が高く、周囲の士気を上げる力があります。
ESTJが論理的にチームをまとめる一方で、ESFJは人間関係の潤滑油として機能します。
例えば、大規模なイベント運営では、ESTJがスケジュール管理を行いながら、ESFJが参加者のモチベーション管理や士気向上を担当するといった形で、相互補完が可能です。

ISFJ

擁護者タイプのISFJは、献身的で共感力が高く、常に誰かをサポートする性格です。
ESTJが決断を下す際に、ISFJが現場の声を拾い、細やかなケアを行うことで、チーム全体の信頼感が増します。
例えば、プロジェクトの導入期において、ESTJが大枠の戦略を立て、ISFJがメンバーの感情面をサポートすることで、スムーズな立ち上げが可能になります。

ESTJとINFJの相性

ESTJとINFJは、全ての性格相性の中で最も優れた組み合わせと言えます。
お互いの強みと弱みが良い具合にマッチしているため、どのような状況においても自然と協力し合い、物事を進めていくことができます。
ESTJは合理的に判断し、集団をまとめることが得意です。
一方、INFJは創造的なアイデアや洞察に優れており、ESTJにはないビジョンを提供してくれます。
その結果、お互いの長所が相手に良い影響を与え、衝突が少なく長期的な信頼関係を築くことができます。

ESTJとESFJの相性

ESTJとESFJは、性格傾向を示すアルファベットの4分の3が同じという共通点があります。
そのため、価値観や判断基準が似通っており、一緒にいてシンパシーを感じることが多いです。
しかし、外向型を重視するあまり、高圧的なコミュニケーションになることがある点には注意が必要です。
ESFJは社交性と行動力に優れているため、ESTJの計画に対して周囲を盛り上げるサポートを行います。
一方、ESTJはESFJの温かい配慮に感謝し、組織の秩序を維持する役割を果たします。

ESTJとISFJの相性

ESTJとISFJは、どちらも他者のために行動する姿勢を持っているため、自然と相互サポートができる相性です。
ESTJは積極的に自分から声をかけてチームをまとめ、ISFJは困っている人を見つけるとすぐに手を差し伸べます。
外向型と内向型の違いはありますが、チームを支えるという共通の目的があるため、協力しやすい組み合わせです。
具体的には、ESTJが大まかな方針を示し、ISFJが現場の細かなニーズを汲み取ることで、チーム全体の効率が向上します。

ESTJと相性が悪い性格タイプは?

ESTJと相性が悪いのは自分勝手な性格

ESTJは集団の秩序を維持するために全力を尽くす性格です。
そのため、コミュニティのルールや約束を守らず、マイペースに行動する人とは非常にストレスを感じやすいです。
具体的には、報連相ができない、他人への配慮が欠けているといったマイペースな行動が、ESTJには受け入れがたいものになります。

ESTJと相性の悪い性格タイプはINFP、ISTJ、ISTP

以下の3タイプは、ESTJと価値観や行動パターンが大きく異なるため、相性が悪くなりやすい組み合わせです。

INFP

仲介者タイプのINFPは独創性や感受性が豊かで、集団のルールや秩序に縛られず、自分の価値観に従って行動します。
このため、ESTJの組織重視の価値観と衝突しやすく、コミュニケーションがスムーズに進まないケースが多いです。
例えば、プロジェクトの進行方法についてINFPが柔軟な対応を主張し、ESTJが計画通りに進めようとすると対立が生じます。

ISTJ

管理者タイプのISTJは真面目で責任感がありますが、内向的で慎重すぎる傾向があります。
ESTJはスピード感を重視するのに対し、ISTJは慎重にリスクを検討するため、仕事の進め方にズレが生まれやすいです。
例えば、即断即決が求められる場面で、ISTJが慎重に検討を続けるとESTJは焦りを感じ、フラストレーションが溜まります。

ISTP

巨匠タイプのISTPは、自分の興味のあることに対しては全力を尽くす一方、興味がないとまったく動かないマイペースさがあります。
ESTJはチームへの貢献を重視するため、ISTPの自己中心的に見える行動にストレスを感じやすいです。
例えば、チーム作業では役割分担を守ることが重要ですが、ISTPは自分がやりたい仕事だけを優先し、他のタスクには消極的になる場合があります。

ESTJとINFPの相性

ESTJとINFPは、性格傾向を示すアルファベットが全て異なるため、考え方や価値観が大きく食い違います。
ESTJは秩序やルールを重視し、効率的に物事を進める一方、INFPは自由な発想や独創性を尊重し、個々の感情に寄り添う傾向があります。
初対面ではお互いの違いを面白がることもありますが、関係が続くと価値観のギャップによりストレスが溜まりやすいです。
例えば、仕事の進め方で折り合いがつかず、お互いが相手のやり方を否定してしまうことがあります。

ESTJとISTJの相性

ESTJとISTJはアルファベットの大半が同じに見えますが、「外向(E)」と「内向(I)」の違いが大きく影響します。
ESTJは積極的かつ行動的に物事を進める一方、ISTJは慎重かつ堅実に進める傾向があります。
共同作業を行う際、意思決定のスピードやアプローチ方法が異なるため、衝突が増えることがあります。
例えば、迅速な対応が必要な場面でISTJが慎重すぎると、ESTJは遅さを感じ、逆にISTJはESTJの素早い判断を危険と感じることがあります。

ESTJとISTPの相性

ESTJとISTPは価値観や行動パターンが根本的に異なるため、一緒に物事を進めるのが難しい相性です。
ESTJは集団のために頑張ろうとしますが、ISTPは自分の興味や関心がある事柄にのみ全力を注ぐ傾向があります。
その結果、チームの目標に対して温度差が生じ、お互いがストレスを抱えることが多いです。
例えば、チームでの共同作業中にISTPが集中力を失い、別の作業に移ってしまうと、ESTJは混乱を感じやすくなります。

ESTJの恋愛における相性一覧

ESTJが恋愛において相性が良いのはINFJ、ENFP、ESFJ

恋愛においても、ESTJは秩序や誠実さを重視します。
以下の3タイプは、ESTJの価値観にマッチしやすく、恋愛関係を安定させることができます。

INFJ

INFJは恋愛においてロマンチストな一面があり、深い愛情表現をします。
ESTJは誠実で対等なパートナーシップを求めるため、INFJの丁寧な愛情表現は大きなプラス要素となります。
例えば、記念日のサプライズや将来へのビジョンを共有することで、ESTJはINFJとの信頼関係を深めることができます。

ENFP

ENFPは社交的で行動力があり、刺激的なデートを好みます。
ESTJは初対面の人とのコミュニケーションが苦手な面がありますが、ENFPがその弱みをカバーすることで、楽しく安定した恋愛関係を築くことができます。
例えば、新しいイベントや旅行先を一緒に計画することで、お互いの強みを活かして充実した時間を過ごせます。

ESFJ

ESFJはパートナーを献身的にサポートし、温かい家庭的な雰囲気を作り出します。
ESTJは恋愛においても秩序を重視するため、ESFJの支えが心地よく感じられ、長期的に安定した関係を楽しむことができます。
例えば、日常の小さな気配りを欠かさないESFJの行動が、ESTJの安心感を高めます。

ESTJが恋愛において相性が悪いのはINFP、ENFJ

以下の2タイプは、ESTJの恋愛観や価値観とズレが生じやすく、長続きしにくい組み合わせです。

INFP

INFPは個々の価値観や理想を重視しすぎるあまり、ESTJのルール重視の価値観と対立しやすいです。
恋愛関係でもお互いの期待や価値基準が異なるため、衝突が増える可能性があります。
例えば、デートプランの立て方や将来のライフプランの共有方法で折り合いがつかず、お互いにストレスを感じることがあります。

ENFJ

ENFJは恋愛においてカリスマ性があり、異性からの人気も高いです。
ESTJは秩序や忠誠心を大切にするため、ENFJの社交的な性質が嫉妬や不安を生むことがあります。
例えば、ENFJが複数の人と親しくする様子を見たESTJが心配になり、関係がぎくしゃくすることがあります。

ESTJの恋愛における他タイプとの相性

性格タイプ 相性 関係性
INTJ ★★★☆☆ 計画的にデートを立ててくれるが、外向と内向の違いでズレが生じることがある。
INTP ★★☆☆☆ 一人の時間を重視するため、長時間一緒にいることを望むESTJとは摩擦が生じやすい。
ENTJ ★★★☆☆ リーダーシップが共通だが、対等を求めるESTJはENTJの主導権に対して自分勝手と感じることがある。
ENTP ★★☆☆☆ 我が強く議論好きで、ESTJからはマイペースに映りやすく、衝突が多くなる。
ISTJ ★☆☆☆☆ 慎重さと素早さの違いが大きく、恋愛でも価値観のズレが顕著になる。
ISFJ ★★★★☆ お互い他者を想う心が一致し、安定した関係を築きやすい。
ESTJ ★★★★☆ 同じ価値観で衝突が少なく、結婚など将来を見据えやすい。
ESTP ★★★☆☆ 行動力が魅力だが、リスク志向の違いで対話が必要になる。
ISTP ★☆☆☆☆ 興味がある事柄にしか行動しないため、ESTJの誘いに応えづらく、ストレスが溜まる。
ISFP ★★☆☆☆ 自由奔放で個人プレーが多く、時間の使い方でズレを感じる。
ESFP ★★☆☆☆ 快活だが落ち着きがなく、ESTJは安定感を感じにくい。

ESTJの仕事における相性一覧

ESTJが仕事において相性が良いのはINTJ、INTP、ENTP

仕事においては、それぞれの専門性やスキルがマッチすると、チームの生産性が大きく向上します。
以下の3タイプは、ESTJの組織運営能力を補完する強みを持っています。

INTJ

戦略的に業務を分解し、タスクを効率的にこなすことが得意です。
ESTJはリーダーとしてチームをまとめる際に、INTJにタスクを振ることで問題解決を迅速に行えます。
例えば、新商品開発プロジェクトでは、ESTJが進行管理を行い、INTJが詳細設計や戦略立案を担当することで、高い成果を得ることができます。

INTP

専門性の高い知識で業務をサポートし、ESTJが苦手な細かな技術的検討を担当します。
ESTJは全体の進行を管理しながら、INTPに専門的なタスクを任せることで、効率よくプロジェクトを推進できます。
例えば、システム導入プロジェクトでは、ESTJがスケジュール管理をしつつ、INTPが技術的なレビューや問題分析を行うことで、リスクを最小限に抑えることができます。

ENTP

交渉術やコミュニケーション能力に優れ、外向的な対応を任せることで組織の生産性が向上します。
ESTJは内部の統率を得意とする一方、ENTPは外部との折衝やプレゼンテーションを得意とするため、役割分担が明確になりやすいです。
例えば、営業プロジェクトでは、ESTJがチームマネジメントを行い、ENTPが顧客との商談を進めることで、受注率を高めることができます。

ESTJが仕事において相性が悪いのはESFP、ISTJ

以下の2タイプは、ESTJの行き過ぎた秩序重視やスピード感とズレが生じやすく、業務効率が低下する可能性があります。

ESFP

組織を盛り上げる力はある一方で、熱しやすく冷めやすい性格です。
ESTJは安定した組織運営を望むため、ESFPの気分に左右される行動にストレスを感じやすいです。
例えば、長期プロジェクトで途中までモチベーション高く働くものの、興味が薄れると急に集中力を欠くといったケースがあり、ESTJは次の対応に追われることになります。

ISTJ

慎重で真面目ですが、受け身で与えられた仕事には真剣に取り組むものの、自発的に新たな業務に取り組もうとしない傾向があります。
ESTJは積極的に改善提案を行いチームを成長させたいと考えるため、ISTJの受け身な姿勢に苛立ちを感じることがあります。
例えば、業務プロセスの見直しを提案しても、ISTJが「今のままで十分」と消極的に反応すると、ESTJはやりがいを感じにくくなります。

ESTJの仕事における他タイプとの相性

性格タイプ 相性 関係性
ENTJ ★★★☆☆ 似たマネジメントスタイルだが、細かな方針の違いで衝突することがある。
INFJ ★★★★☆ ビジョナリー思考を補完し合い、組織をまとめる上で心強い仲間となる。
ENFJ ★★★☆☆ カリスマ性があるが、時に強い敵対心を抱くことがある。
INFP ★★★★☆ 縁の下の力持ちとして、目に見えない問題を未然に防いでくれる。
ENFP ★★★★☆ 高いコミュニケーション能力で、信頼できるパートナーとなる。
ISFJ ★★★★☆ 秩序を重んじる働き方で、ESTJの業務をしっかり支えてくれる。
ESTJ ★★★★☆ 同じ価値観で衝突が少ないが、同じ課題に直面しやすい。
ESFJ ★★★★☆ 互いのコミュニケーション能力を学び合い、補完し合える。
ESTP ★★★☆☆ リスク志向が強く、チームの秩序と価値観がずれることがある。
ISTP ★★★★☆ 一匹狼的だが、ESTJからの指示には的確に応えてくれる。
ISFP ★★☆☆☆ 自由奔放なためチームの輪を乱しやすいが、独自のセンスを提供してくれる。

ESTJに相性の良い職業

ESTJの長所を最大限に活かせる職業には共通して「組織力」「計画性」「専門性」が求められます。
以下に代表的な5つの職業を紹介します。

施工管理

建設プロジェクトにおいて、スケジュール管理や工程調整を行い、チームをまとめる役割がメインです。
ESTJは計画的な進捗管理やトラブル対応が得意なため、施工管理のフィールドで大きな力を発揮できます。
また、複数の業者や関係者との調整も得意とするため、大規模な現場でも混乱なく業務を進めることが可能です。

財務

企業の資金管理や予算策定、会計処理などを行う仕事です。
ESTJの論理的思考力と正確性が求められる分野であり、リスク管理や数値分析にも強みを発揮します。
経営陣へのレポート提出や予算計画策定の場面でも、ESTJは緻密なデータ整理と明確なプレゼンテーションを行うことができます。

行政書士

法令順守や書類作成が中心の業務で、正確性と責任感が求められる仕事です。
ESTJは細部に注意を払いながら計画性をもって業務を遂行できるため、クライアントからの信頼を得やすいです。
また、法律や規則に対する理解力が高く、複雑な手続きを効率的に進めることができます。

経営企画

企業の中長期的な戦略策定や事業計画を立案する役割です。
ESTJは俯瞰的な視点で組織全体を見渡し、具体的な行動計画を構築する能力を持っています。
市場分析や数値予測の結果を反映させた実行可能なプランを設計できるため、経営企画の領域で大きな影響力を発揮します。

品質保証

製品やサービスの品質を維持・向上させるための管理業務が中心です。
ESTJのチェック力と計画力が活きる分野であり、品質基準の策定や品質管理プロセスの導入が求められます。
また、問題発生時には迅速に対応し、原因分析から是正措置まで一貫して取り組むことができるため、チームに安心感を与えます。

ESTJに相性の悪い職業

反対に、ESTJの強みが活かしにくい職業には以下のような共通点があります。
「役割が曖昧」「一人で作業が多い」「共感力が求められる」点です。

クリエイター

成果物や業務範囲が曖昧で、自由度の高い発想が求められる仕事です。
ESTJは明確なルールやスケジュールを好むため、クリエイターとしての自由な働き方ではストレスを感じることが多いです。
クライアントからの要望が頻繁に変わる環境や、成果の評価基準が明確でない場合、ESTJは方向性を見失いやすくなります。

Webライター

一人で記事を構成し執筆する時間が長い仕事であるため、チームでの協力を好むESTJには向いていません。
また、執筆スタイルや編集方針がクライアントによって異なるため、ルールを固定しにくい点もストレス要因となります。

Webデザイナー

デザインの創造性や柔軟な発想が求められる一方で、成果の基準がクライアント次第で変わりやすい業務です。
ESTJは明確な計画とルールの下で動くことを好むため、常に変化する要望に対応するのが難しく感じられることがあります。

ファッションデザイナー

トレンドや流行を取り入れた曖昧なクリエイティブ作業が多く、成果物の評価も主観的になりがちです。
ESTJは計画通りに物事を進める傾向が強いため、ファッションデザイナーとしての自由度の高さとの相性が悪いと言えます。

社会福祉士

他者に深く寄り添い、共感力を駆使する場面が多い仕事です。
ESTJは論理的な解決や一方的なコミュニケーションに陥りがちなため、感情面でのサポートが重要な場面では苦手意識を持つことがあります。
また、現場での柔軟な対応が求められるため、ルール重視の働き方が難しい環境となりやすいです。

ESTJに相性の良い仕事の特徴

ESTJの力を最大限に発揮できる仕事には、以下の3つの特徴があります。

チームプレイで業務を進める仕事

ESTJはリーダーシップを発揮してチームを取りまとめることが得意です。
複数人で協力しながら成果を出す仕事では、ESTJは自然と中心的な役割を担い、チーム全体を効率的に動かすことができます。
たとえば、プロジェクトマネージャーやチームリーダーなど、チーム全体を見渡してタスクを配分する立場が向いています。

裁量権のある仕事

自立して仕事を進めたいESTJは、裁量権を持ち自分で業務内容をコントロールできる環境で力を発揮できます。
フレックスタイム制など、時間や方法に柔軟性がある職場で、自ら判断して業務を遂行することで、より高い成果を上げることが可能です。
例として、コンサルタントやプロジェクトマネジメント職などがあります。

専門的なスキルが求められる仕事

新しい課題にも果敢にチャレンジするESTJは、専門性の高い仕事に就くことでスキルアップを楽しむことができます。
企画職や士業、技術職など、難易度の高い課題に向き合うことで、自ら成長できる環境が整っています。
たとえば、ITエンジニアや弁護士、税理士など、専門知識を深めながらキャリアを築く仕事が当てはまります。

ESTJに相性の悪い仕事の特徴

反対に、ESTJがストレスを感じやすい仕事には以下の3つの特徴があります。

一人で作業する時間が長い仕事

ESTJは人と協力しながら働くことを好むため、単独で作業を続ける仕事ではモチベーションが維持しづらいです。
たとえば、リモートワークで一人黙々と作業する業務や、フリーランスのライター業などが当てはまりやすいです。
長時間一人で過ごすことで孤独感を感じ、通常の生産性よりも低下する可能性があります。

役割が明確でない仕事

ESTJは計画性を重視するため、成果物や業務範囲が曖昧だとストレスを感じやすくなります。
クリエイティブ系の仕事や、マルチタスクで裁量が広い一方、指示が不明確な業務は、ESTJには苦痛に映ることがあります。
たとえば、フリーランスのデザイナーや芸術家など、仕事の境界が曖昧な環境ではパフォーマンスを発揮しにくいです。

他人に寄り添う必要がある仕事

心理的な共感を築く場面が多い仕事では、ESTJのコミュニケーションが一方的になりがちで、相手との信頼関係構築に苦労することがあります。
カウンセラーやソーシャルワーカーなど、相手の心理状況に深く関与する職種では、ESTJは自身の課題と感じることが多いです。
他者をサポートするには、「聞く力」や「共感力」が不可欠であるため、自己分析を行い課題を克服する必要があります。

ESTJの相性に関するよくある質問

ここでは、ESTJに関してよく寄せられる質問をまとめ、回答します。

ESTJはモテる?

ESTJはリーダーシップと誠実さを兼ね備えているため、安定感を求める相手からは魅力的に映りやすいです。
具体的には、仕事に対する責任感や計画性が好印象を与え、プロジェクトやイベントをスムーズに運営する姿がカッコよく見えます。
一方で、一方的なコミュニケーションが気になる人には距離を置かれることもあるため、相手の気持ちに配慮したコミュニケーションを心掛けると良いでしょう。

ESTJの特徴は?

ESTJは物事を論理的に分析し、計画を立てて進める力があります。
チームを率いる情熱やチャレンジ精神にあふれつつも、頑固さや一方的なコミュニケーションが短所として出ることがあります。
日常生活では、スケジュール管理やルール遵守を徹底し、目標達成に向けて着実に努力する傾向があります。
他者に対しては協力を求める一方、自分の意見を曲げない場面もあるため、柔軟性を意識することが大切です。

ESTJは生きづらい?

ESTJはルールやスケジュールを重んじるため、柔軟性が求められる場面ではストレスを感じやすいです。
また、コミュニケーションが一方的になりがちで、人間関係においてもすれ違いが起こると生きづらさを感じることがあります。
特に、価値観が異なる人との衝突が続くと、精神的に疲弊しやすいため、意識的に相手の立場に立ち、柔軟な姿勢を身に付けることが重要です。

まとめ

ESTJと最も相性が良い性格タイプはINFJです。
お互いに自分にはない強みを相手に見出しやすく、自然と助け合っていける組み合わせです。
反対に、ESTJと最も相性が悪い性格タイプはINFPで、価値観や行動の方向性が真逆であるため、衝突が生じやすいです。
この記事を参考に、自身の人間関係や職業選びに役立ててみてください。

この記事は日本mbti協会を参考に作られています。

参照: https://www.mbti.or.jp/

淵之上 航平
人材紹介事業部 事業部長
20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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