mbtiの割合はいくつ? ランキング形式で16個全部紹介!

2024年に集計された国内12,000件超の回答データをもとに、日本人に多いMBTI(16Personalities)のタイプをランキング形式で紹介します。日本特有の文化や価値観がどのように性格分布に現れているのか、世界平均との比較も交えながら詳しく見ていきましょう。

目次

日本人のMBTI16タイプ別割合ランキング

下表は日本での出現率とキーワードをまとめたものです。

順位 タイプ 割合 特徴キーワード
1 INFP(仲介者) 16.44% 繊細・理想主義
2 ENFP(運動家) 13.79% 情熱・創造力
3 INTP(論理学者) 7.19% 分析・探究心
4 ISFJ(擁護者) 6.81% 献身・配慮
5 INFJ(提唱者) 6.79% 洞察・使命感
6 ESFJ(領事) 6.74% 社交・調和
7 ISFP(冒険家) 6.74% 芸術・自由
8 ESFP(エンターテイナー) 6.01% 明朗・即興力
9 ENFJ(主人公) 5.59% 共感・リーダー
10 ENTP(討論者) 5.18% 革新・戦略
11 INTJ(建築家) 3.69% 戦略・独立
12 ISTJ(管理者) 3.57% 規律・実務
13 ESTJ(幹部) 3.38% 効率・統率
14 ISTP(巨匠) 2.87% 冷静・技術
15 ESTP(起業家) 2.62% 行動・決断
16 ENTJ(指揮官) 2.57% 指揮・ビジョン

1位:INFP(仲介者)|日本人の16.44%

INFPは深い共感力と豊かな想像性を備え、周囲との調和を大切にする理想主義者です。日本の「和を以て貴しとなす」価値観と高い親和性を持ち、職場では対立を和らげる潤滑油として活躍します。

  • 独自の価値観に基づくクリエイティブな発想
  • チーム内での仲裁・調整役として重宝
  • アート・ライティングなど感性系職種でも強み

INFPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

サブタイプ 割合
INFP-A 3.53%
INFP-T 12.91%

2位:ENFP(運動家)|日本人の13.79%

ENFPは情熱的で外向的。人脈を広げながら新規プロジェクトをドライブします。柔軟でアイデア豊富なため、スタートアップや企画職で組織の活性剤となります。

  • 高いコミュニケーション能力
  • 変化を恐れない冒険心
  • 周囲を鼓舞しモチベートする力

ENFPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

サブタイプ 割合
ENFP-A 5.30%
ENFP-T 8.48%

3位:INTP(論理学者)|日本人の7.19%

INTPは論理的思考と探究心で、研究や技術開発の現場で革新的ソリューションを生み出します。議論よりも「考える時間」を重視し、静かに洞察を深めるタイプです。

  • 複雑な問題の本質を見抜く分析力
  • 独創的アイデアと理論構築
  • 客観性を保ち冷静に判断

INTPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

サブタイプ 割合
INTP-A 2.67%
INTP-T 4.52%

4位:ISFJ(擁護者)|6.81%

ISFJは献身的で実務に強く、チームメンバーへの細やかなサポートで信頼を集めます。日本の「おもてなし精神」に通じる気配りが特徴です。

  • 高い責任感と継続力
  • 伝統を守りながら必要な変革を受容
  • 細部への注意で品質を担保

ISFJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ISFJ-A 2.52%
ISFJ-T 4.30%

5位:INFJ(提唱者)|6.79%

INFJは鋭い直感と使命感でビジョンを提示し、静かに組織変革を推進します。周囲の感情を読み取りながら長期的な目標を描く「カタリスト」のような存在です。

  • 洞察力と未来志向のアイデア
  • 個々の成長を促すメンタリング
  • 倫理観を重視し社会貢献意識が高い

INFJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

INFJ-A 1.82%
INFJ-T 4.97%

6位:ESFJ(領事)|6.74%

ESFJは社交性と調整力でチームの潤滑油となります。職場ではイベント運営や顧客対応で高評価を得やすいタイプです。

  • 場の空気を読み取り調和を保つ
  • 強い責任感で実務を回す
  • 伝統を尊重しルールを徹底

ESFJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ESFJ-A 3.76%
ESFJ-T 2.99%

7位:ISFP(冒険家)|6.74%

ISFPは芸術的センスと現場力を併せ持ち、「匠」としての評価を得ることもしばしば。自由を尊重しながら細部にこだわる姿勢が日本のものづくり文化と合致します。

  • 美的感覚と技術力の両立
  • 柔軟な発想で新手法を試す
  • プレッシャーより自発性を重視

ISFPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ISFP-A 2.21%
ISFP-T 4.53%

8位:ESFP(エンターテイナー)|6.01%

ESFPは明るく社交的で、サービス業やイベント運営で場を盛り上げるムードメーカー。瞬発力と実践的問題解決力が強みです。

  • 状況適応力が高く臨機応変に対応
  • 顧客体験を最大化する発想
  • 細かい計画より行動重視

ESFPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ESFP-A 2.94%
ESFP-T 3.08%

9位:ENFJ(主人公)|5.59%

ENFJはカリスマ性と共感力でチームを統率するリーダータイプ。メンバーの潜在能力を引き出し、目標と情熱を共有して推進します。

  • 人材育成・組織開発で活躍
  • ビジョンを語り仲間を鼓舞
  • 高い対人調整スキル

ENFJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ENFJ-A 2.65%
ENFJ-T 2.94%

10位:ENTP(討論者)|5.18%

ENTPは革新的なアイデアと議論好きな性質で、組織に刺激を与える「チェンジメーカー」。仮説検証を高速で回し、型破りな戦略を提案します。

  • 多角的視点で問題を捉える
  • アイデア創出と説得力
  • 変化を促す推進役

ENTPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ENTP-A 2.64%
ENTP-T 2.55%

11位:INTJ(建築家)|3.69%

INTJは長期的なビジョンと緻密な戦略設計に優れ、技術革新や経営企画で組織の未来を描きます。

  • 戦略的思考でシステム改善
  • 独立心が強く自己完結型
  • 感情より合理性を重視

INTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

INTJ-A 1.91%
INTJ-T 1.79%

12位:ISTJ(管理者)|3.57%

ISTJは規律と秩序を重んじ、確実な実行力で品質管理・法務・会計などで信頼を集めます。

  • ルール遵守と正確性
  • プロセス最適化が得意
  • 安定運用でリスクを最小化

ISTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ISTJ-A 1.93%
ISTJ-T 1.64%

13位:ESTJ(幹部)|3.38%

ESTJは明確な目標設定と実務推進力でプロジェクトをリードします。大規模組織の管理職・PMに向くタイプです。

  • 効率と成果にフォーカス
  • 即断即決で目標達成を加速
  • 組織構造を整備し統率

ESTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ESTJ-A 2.30%
ESTJ-T 1.09%

14位:ISTP(巨匠)|2.87%

ISTPは実践的な問題解決能力と技術的理解力で、日本のものづくりを支えるテクニシャンです。

  • 冷静な分析と高い操作スキル
  • 効率的な作業フローを構築
  • 突発的トラブルにも柔軟対応

ISTPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ISTP-A 1.33%
ISTP-T 1.54%

15位:ESTP(起業家)|2.62%

ESTPは行動と決断の速さでスタートアップや危機対応に強みを発揮します。リスクを読み切り、チャンスを逃さない実践派です。

  • 機転の利いた即応力
  • 交渉力と説得力
  • 高いストレス耐性

ESTPのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ESTP-A 1.58%
ESTP-T 1.04%

16位:ENTJ(指揮官)|2.57%

ENTJはビジョンと戦略を掲げ、組織変革を牽引する少数精鋭タイプ。国内比率は低いものの、経営層や新規事業の旗振り役として重宝されます。

  • 長期的視野と決断力
  • リソース配分の最適化
  • 逆境下でも指揮を執る胆力

ENTJのA(自己主張型)とT(慎重型)の比率

ENTJ-A 1.56%
ENTJ-T 1.01%

MBTIの4つの要素から見る日本人の性格傾向

内向的(I)vs 外向的(E)|I型が54%

「控えめで謙虚」を美徳とする文化がI型を後押し。意見表明より状況理解を優先する傾向があります。

直観的(N)vs 感覚的(S)|N型が61.25%

示唆や文脈を察する力が評価される日本では、抽象的思考や暗黙知の共有が重視されるためN型優位。

感情的(F)vs 思考的(T)|F型が68.9%

集団の調和を優先する社会規範により、他者への配慮を重んじるF型が突出しています。

模索的(P)vs 判断的(J)|P型が60.85%

変化の激しい時代背景が「柔軟に様子を見て動く」P型を後押し。若年層ほど顕著に表れます。

MBTIの世界平均と日本の違い

世界で最多のISTJ(11〜14%)が日本では3.57%と12位。その一方でINFP・ENFPが世界平均の約3倍という高水準。これは共感能力や創造性を重視する教育・企業文化の影響と考えられます。

MBTI診断の日本人割合に関するよくある質問

日本で少数派タイプは「珍しい」の?

ENTJやESTPは3%未満ですが、人口規模を考えれば十分な人数が存在。むしろ希少性がキャリアで武器になることも。

性格タイプは男女で違う?

女性はF型が、男性はT型がやや高い傾向。ただし近年はジェンダーギャップ縮小に伴い差が減少しています。

文化や環境でタイプは変わる?

MBTIは核は安定しつつも、環境刺激によってサブタイプ(-A/-T)のバランスが変動するケースがあります。

世界と比べて日本人に多いタイプは?

INFPとENFPが突出。「空気を読む」力と創造性の高さが求められる環境と親和性があります。

同じタイプ同士は相性が良い?

必ずしもベストとは限りません。異タイプとの補完関係でシナジーが生まれるケースが多数報告されています。

MBTI診断における日本人割合のまとめ

日本ではINFPが16.44%で最多、I・N・F・P優勢という分布が浮き彫りになりました。共感・創造性・柔軟性を重視する文化が色濃く反映されています。社会変化とともに分布はアップデートされるため、MBTIはあくまで自己理解の「地図」として活用し、自身の成長や多様な協働関係に役立ててください。

この記事は日本mbti協会を参考に作られています。

淵之上 航平
人材紹介事業部 事業部長
20代・第二新卒特化型転職サービス『よりそい転職』の事業責任者。CA歴7年以上。立ち上げメンバーとしてCA・RA両面の支援実績を持ち、スタートアップからメガベンチャー、大手企業まで幅広く担当。現在もトップコンサルタントとして年間数万人規模のキャリア支援に携わり、求職者と企業双方の成長をサポートしている。
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